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  赤道儀式ローテーター・システム
 
  AstroLapse-T3
ご購入について __

 製品名 販売価格(税別)
注文コード

 AstroLapse-T3 (専用ケース付属)
\79,000      AST-T3
 AstroLapse-T3 Panクイックシュー回転機構付)(専用ケース付属) \89,000      AST-T3PAN
 外付光学極軸望遠鏡(視野照明装置付) \19,900      PL-SCOPE
 バッテリー・ホルダー(CANON Kiss X4〜X7i等 LP-E8用) \4,000      HLD-LPE8
 バッテリー・ホルダー(CANON 60D〜7D等 LP-E6用) \4,000      HLD-LPE6
 バッテリー・ホルダー(NIKON D600-810,7000-7200等 EN-EL15用) \4,000      HLD-ENEL15
 バッテリー・ホルダー(NIKON D3100〜5300等 EN-EL14a用) \4,000      HLD-ENEL14A
 バッテリー・ホルダー(SONY α7等 NP-FW50用)  \4,000      HLD-NPFW50
 レリーズ・ケーブル(カメラ機種をお知らせください) \2,800      R-CABLE
 AGオート・ガイド・ケーブル(ST-4 RJプラグ標準仕様) \2,500      AST-AGC
 レベラー(ALB-60) \13,500      ALB-60
 パノラマ写真撮影プレート(ALP-P200) \13,200      ALP-P200



世界初の本格的タイムラプス機能搭載のスタートラッカー!



(写真のブラック・ボディーはデモ機用です。ブルー・ボディのみの販売となります。)


完壁な星空モーション・タイムラプスが撮れるのは                       AstroLapseだけ!


(写真のブラック・ボディーはデモ機用です。ブルー・ボディのみの販売となります。)


               (右下のアイコンをクリックするとフル・スクリーンでご覧になれます)

AstroLapse-T3だから撮れる完壁な星空モーション・タイムラプス



天文ファンの皆様の為に開発した、7つの世界初の画期的な機能を持った新製品の登場です。
星空の動きを自動追尾して星空スチル写真を撮影する為のスタートラッカーと、星空タイムラプス動画を撮影するローテーターを一体化したAstroLapse-T3です。

スタートラッカー自体は既に色々な製品が世の中に出ておりますが、StarLapse-T3は斬新な機能をスタートラッカーに持たせただけでなく、普通のスタートラッカーがそのまま回転を早めて星空タイムラプス撮影時のローテーターとして流用されているのに対し、完全なタイムラプス撮影装置として動作する為の専用機能を持たせ、妥協のない画期的なスタートラッカー & タイムラプス併用機として完成されている点が大きく異なります。






【基本的な特長】

■世界初その1
・タイムラプス撮影時にはSMS(Stop-Motion-Stop)動作をします。カメラのシャッターが開いている間は都度モーションを完全に停止しますので、モーションによって星像が流れる事が絶対にありません。 (普通のStar Trackerを星空タイムラプス撮影に流用した場合は、シャッターが開いている間にも動き続けている為に、撮影条件にもよりますが星像が流れます) 

これがAstroLapseだけが完壁な星空モーション・タイムラプスを撮れる理由です



一般のスタートラッカー(ポータブル赤道儀)を使って撮影した場合、常にモーターが動いているかもしれないが、大変ゆっくり動いているのでブレは関係ないと聞いたが?・・・とのお問い合わせがありました。 大切なポイントですので、特別にスペースを割いてご説明致します。
1. 元来タイムラプス撮影用の専用ローテーターと言うものはパン(水平回転)とチルト(上下回転)の2軸の回転機構を持って自由に速度調整ができ、カメラのシャッターをモーターの動きと同期させながらインターバル撮影をする製品です。 そこでポータブル赤道儀は24時間かけてゆっくり1回転するのだからそれを傾けて水平すれば同じようにタイムラプスが撮れるだろうとのアイデアが生まれ、ポータブル赤道儀でもタイムラプスが撮影できると宣伝広告するようになった経緯があります。

2. しかしこれは残念ながら大変アマチュア的な考えです。ポータブル赤道儀をローテーターとして使用すればすべての写真にイメージ・シフト(像のブレ)が現れるためです。シャッターが開いている間にも回転をし続けているからです。 遅い回転だから問題ないと言うことはありません。現在の1000万画素を越えるデジタル・カメラならイメージ・シフトは明確に見えます。 昼間に高速シャッターで撮影するのなら問題はありません。 しかし夜景、そして星空タイムラプスの場合は大きな問題となります。

3. 美しいモーション・タイムラプス映像を得るためにはカメラ・シャッター開放時には必ずモーターの動作を停めて鮮明なイメージシフトのない画像を撮って動画を作成しなければなりません。すなわちSMS、(Stop-Move-Stop)あるいは(Shutter-Motion-Shutter)動作をすると言う事が必須になってきます。 タイムラプス作品の制作は、撮影に要する時間もさることながら、その後の画像処理に更に多くの時間を費いやす大変な作業です。 ここで求められるのが、このような大変な作業の為に「代用品」を使うかどうか?の判断です。

4. SMS機能がないポータブル赤道儀で撮影したタイムラプスは地上の景色も星も必ずイメージシフトします。 しかも地上の景色は水平方向にシフトしますが星は赤緯に応じて円弧を描く方向へのシフトが加わりますので、画像全体のシフトは入り乱れたものとなります。  背景の景色よりか問題が大きいのは星像の方です。

5. 個別の星像のイメージシフトはポータブル赤道儀を南天に向けて、東向きに回転させた時に最悪になります。 20秒の固定撮影が点像の限界であった光学系で、10秒が限界になってしまいます。 また北天を撮影した場合は北極星との相対位置によって星の流れる方向と量が変わる手の付けられない映像となってしまいます。 星像のブレを日周運動だけに収める為にローテーターのモーションはSMS動作で必ず停める必要があるのです。 
実際にどのようなイメージ・シフトが発生するのか解説した下の図をご参照ください。

6. また、一般のポータブル赤道儀の回転速度はちょっと遅いです。 ゆっくりと回転するタイムラプス映像が続けば、レンズが広角であるほど退屈な映像になってしまいます。

7. AstroLapseはインターバル毎の回転角度を0.01度〜1.0度と言う広い範囲内で自由に設定できます。 最大の1.0度では360枚の撮影(12秒間の動画)で360度回転する事になります。 綺麗な星像を維持しながらその場の情景に応じて最適な速度でモーションを与えた、表現力豊かでインパクトのある映像が撮影できるのはSMS動作ができるからです。 

弊社は併設の撮影部門で放送・映像制作界の一端で業務を行っており、TVのドキュメンタリー番組の撮影もしておりります。 現在では、多くの銀河まで映し出した優れた作品はSMS機能を持ったタイムラプス専用ドーリーで撮影されています。 海外の制作番組ではほぼ100%と言って良いくらいです。 それ以前は永い間モーションのない固定撮影で行われていました。 モーションが導入され始めてもプロの映像の現場では妥協した方法はまず選択しません。 タイムラプス後進国である日本でも、最近やっとタイムラプス専用の装置に対しての理解が広まり、弊社への撮影以来が急に増えて参りました。

■世界初その2
・本体にインターバル・タイマーを内蔵し、カメラの露出制御もすべて本体で行います。(カメラとはレリーズ・ケーブルを接続します) スタートラッカーとして使う時も、タイムラプス・ローテーターとして使う時も、カメラの露出制御はすべて本体から行います。 レリーズ端子は2つ設置されているので、2台のカメラを使った3D撮影などにも利用できます。  別途インターバルタイマー等の購入は不要です。

■世界初その3
・電源は一眼レフカメラ用の7.4V Li-ionバッテリーを使用します。 一眼レフをご使用の方であれば、通常何個も持ち歩かれるでしょうから、別途調達の必要もなく、大変便利です。 6Vから動きますが力は弱くなります。 また大きな重たい望遠レンズをご使用の場合は、外部電源端子より12Vを供給すると良いです。 消費電力が大変少なく設計されていますので、一眼レフカメラ用の7.4V Li-ionバッテリー1個で約20時間(LP-E6の場合)使用できます。 ポピュラーな国産ポタ赤の中には単三電池2本で1時間ももたない製品もあります。 小さなカメラ用バッテリー1個で丸2晩撮影できるのは驚異です。

世界初その4
・小型望遠鏡を搭載して簡易赤道儀として使用できるように粗動機能(Mov機能)を持っていますので、最大80倍速で両方向に回転させる事ができます。

世界初その5
・撮影を始める前に、スタンバイ動作(モーターを前後にごく僅かだけ回転させます)をして、ギアのバクラッシュを最小限に抑えこみますので、通常のスタートラッカーでは1枚目はほとんどの確立で失敗するのに対し、ほぼ70%以上の確率で成功させます。

■世界初その6
・Wiiのヌンチャク・リモコン(無線または有線式)で簡単にかつ直感的に操作できます。

■世界初その7
・タイムラプス撮影時に、ランピング撮影(後記)が可能です。 いきなりモーションを開始するのではなく、停止状態からなだらかに加速し、定速運転後、なだらかに減速し、停止状態を継続してから撮影を終了する高度なタイムラプス用モーション機能です。

・スタートラッカーとして使用時に、オート・ガイドが可能です。(M-GENなど使用可能です)

・液晶パネルで電源の電圧を確認できますので、電池が突如なくならないかと不安にならずに済みます。

・ヘッド部分にはクイック・リリースが装着されています。 クランプを緩めて回転させてカメラの構図を決める事ができるので大変便利です。

・ジュラルミンをCNC加工で切削したケースは軽量(720g)かつ大変堅牢です。 余分な肉をそぎ落とした結果のデザインで、大変小型(80x138x60mm)に出来ているので、持ち運びが大変楽です。

・最大搭載重量は3Kgです。 一眼レフ2台搭載しての3D撮影も楽々です。 また小型望遠鏡を搭載して簡易赤道儀としての使用も可能です。

・16文字x2行の液晶ディスプレイと、Wiiのヌンチャク・リモコンで直感的・簡単にかつ詳細に設定操作が可能です。

・動作中にも各設定値を随時変更が可能です。



専用ケースが付属します。 コンパクトなサイズと形状をそのまま生かした収納ができます








【スタートラッカー機能について】


・AstroLapseは星を点状に撮影できる高性能トラッカーです。 スタートラッカーは基本的にノータッチでガイドする装置ですが、その性能の決め手となるのはウォームギアです。 特にギアの直径と歯の加工精度が重要です。 本機は直径58mmに144枚の歯を持つ大変精密なウォーム・ギア機構を持っています。 

・トラッキング速度は、恒星時、4/5、3/4、2/3、1/2、月、太陽、STOPから選択できます。 例えば露出30秒以下で4/5倍速、30秒〜60秒なら2/3倍速を選択すると、地上の景色と星が若干流れる美しい星景写真の撮影ができます。

・本体の右側と左側に極軸覗き穴が設置されていますので、どちらが効き目であっても不自由しません。
カメラ・ボディが覗くのに邪魔になる場合には、別売の外付等倍ファインダーを使用します。 また長時間露出をする場合や、望遠レンズを使用する場合の為に、視野照明装置付の外付け光学極軸望遠鏡(別売)を使用します。

・長時間撮影時の為にオートガイド端子が設置されています。オートガイド・ケーブル(別売)を接続します。

・本体下部は北極星の高度である35度の傾斜が設けられていますので、国内で撮影するのであれば三脚に雲台がなくても使用可能です。 また雲台の代わりに小型軽量なレベラーを使用すると大変便利です。 底には標準の1/4インチねじ穴が加工されています。(止めねじを外せば3/8インチのねじ穴となりますので、どちらのサイズのねじでも固定できます)

・MOVモードにすると、1.5、2、3、5、10、20、40、60、80倍速で回転させる事ができますので、小型望遠鏡を搭載しての観測時や、ビデオ撮影時に便利です。 60倍速と80倍速はトルクの関係から12V電源の使用をおすすめします。

・シャッター速度は1秒〜59分58秒まで設定できます。 シャッターはレリーズ・ケーブルを使って本体で制御します。(カメラ側はB バルブ・モードにしてます)

・AstroLapseは自動バックラッシュ補正機能を持っています。 スタートラッカーで撮影された方は経験されていると思いますが、最初の1枚目は失敗する事が多いです。 これはギアのバック・ラッシュの為に発生する物で、モーター駆動を始めてしばらく待ってから撮影すれば避けられますが、すぐに撮影を開始すると発生します。 AstroLapseは撮影開始直後に1秒間スタンバイして、その間にギアを前後に動かします。 この動作によりギアのバック・ラッシュ発生確立は大きく下がります。




東京都内在住のユーザーの妹尾様が、初めてのスタートラッカーとしてAstroLapse-T3をご購入された日に、初めてテスト撮影した画像です。(フルサイズ画像の一部をトリミングしたものです) 極軸望遠鏡は使用せず覗き穴だけで北極星に向け、120mm望遠レンズ(カメラはフルサイズのCanon 5D MK2)で2分間露出したものです。 光害のかぶりが酷いのでISOは100で撮影されています。 
クリックでピクセル等倍の画像が見れます。 (オリオン座三ツ星とM42付近)



(画像をクリックして大きなサイズでご覧下さい)

韓国のユーザー、イ・コンホ様がAstroLapse-T3にて撮影したM16〜M17付近です。 CentralIDS Cooled CANON6DにSamyang 135mm F2.0を使用して撮影されました。(ISO1600、60秒露出x10枚コンポジット)






【タイムラプス機能について】


・スタートラッカーは24時間かけてやっと一回転するものなので、30秒程度露出をしても三脚で固定撮影したように見えます。 そこでモーター速度を調整して12時間、6時間、3時間で一回転するように切替ボタンをつてタイムラプス撮影も可能だとしているのが他社製スタートラッカーの現状です。 このような製品では、 昼間に1/250秒の露出で撮影するのであれば問題はありませんが、遅いシャッター速度を要する曇りの日や、夜景撮影では画像がブレて鮮明な画像の撮影は不可能です。 特に星空に至っては星像が流れてしまい、きれいな撮影は不可能になります。

・滑らかなタイムラプス映像を撮影する為には、撮影時にモーター動作を確実に止めなければなりません。 すなわちSMS動作(Stop-Motion-Stop)をしなければなりません。 AstroLapseはSMSをベースに製作していますので、シャッターが開いている間は絶対に動きません。

・回転速度(角度)は、インターバル毎0.01度から0.01度ステップで1.0度まで自由に調節できます。 1.0度に設定した場合、360枚の撮影(12秒間の動画)で360度(一回り)回転する事になります。 この速度設定範囲が非常に広いのもAstroLapseの特長です。 ちなみにこのページでご紹介しているタイムラプス動画での設定速度は0.10度です。 如何に広い幅で設定が可能かお分かりいただけると思います。

・シャッター速度とインターバル時間は、それぞれ0.1秒〜99.9秒を0.1秒ステップで選択できます。 シャッターはレリーズ・ケーブルを使って本体で制御します。 

・1/10秒以上の速いシャッター速度を使用する昼間の撮影では、カメラ側はM(マニュアル)モードにして、シャッター速度はカメラ側で設定します。(AstroLpaseからはシャッター速度設定を0.1として1/10秒のシャッターを切るだけのトリガー信号を送ります)

・1/10秒以下の遅いシャッター速度を使用する場合(夜景の撮影や、星空の撮影など)、シャッターを開いている間はモーターを都度停止させる(SMS動作)必要がありますので、シャッター速度の制御はすべてAstroLapse側で行います。 カメラ側はB(バルブ)に設定しシャッター速度はAstroLapse側に設定します。 AstroLapse側ですべてシャッター制御を行う事で、モーター動作との連携を可能にします。

・すべての設定値は、撮影中であっても随時自由に変更する事ができます。

・AstroLapseは、ランピング撮影機能を持っています。
ランピング撮影は、動画にモーションを与える時に大変滑らかな動きを演出してくれる本格的タイムラプス機ならではの機能です。 モーションを与える時に、いきなり全速動かすのではなく、最初は停止したまま→徐々に加速→全速で動く→徐々に減速→最後は停止したまま と言う流れで撮影する為の自動制御機能です。 テレビのドキュメンタリー映像で見るようなプロの映像演出が可能です。

ランピング撮影設定メニューで、上の図のLead in/out、Ramp in/ouの撮影枚数を設定する事により、複雑な運転を自動的に制御してくれます。

・タイムラプス撮影時には本体を水平に設置しますので、三脚への取付はケース裏面にある標準の1/4インチねじ穴を利用します。 その際はバッテリーが邪魔になりますので、バッテリー・ホルダーを剥がし(マジック・テープ)90度向きを変えてねじ穴から離した位置に貼り付けて使用します。
また、三脚に自由雲台が取り付けられている場合は、スタートラッカーの際に使用するねじ穴に固定し、自由雲台を傾けて本体を水平にすれば同じように使用する事ができます。






SMS動作をしない他社ポタ赤を使用して星空タイムラプスを撮影した場合の星像について、わかりやすく解説したのが下の図です。

一般的に、SMS動作をしない他社ポタ赤を使用して撮影しても、「南天」に向かってローテーターを「東から西向き」に回転させて撮影する分についてはほとんど問題はありません。 それは星の動きとローテーターの動きが非常に近いからです。
しかし「南天以外の空のエリア」を撮影したり、ローテーターの「回転速度・方向を変えた時」に星像は破綻します。


図中の黄色が星像の流れるおよその方向と量をやや強調して描いたものです。
北天に至っては、北極星との相対方向によって星の流れる方向も量も変わる支離滅裂な動きを示す映像となってしまいます。

これらはSMS動作をする弊社製品を使用すれば全く問題なく点像(日周運動の範囲内)で撮影する事ができます。



普通のスタートラッカー(赤道儀)を水平に設置して撮影した星空タイムラプスがどうなるかちょっと簡単な実験撮影をしてみました。 下の写真をクリックすると拡大しますのでご覧ください。(ピクセル等倍です。拡大処理はしていません。)  方向は南西の空です。
フルサイズの一眼レフ(CANON 6D)に24mmのレンズで、比較しやすいようにちょっと長めの25秒の露出をかけてあります。 ほぼ南西の空向いています。 一番ポピュラーと思われる某社製のスタートラッカーを使い、速度は恒星時です。

(クリックで拡大)

SMS(Stop-Move-Stop、またはShutter-Motion-Shutter)動作がない為に星像が流れる様子がわかります。 一番右は静止撮影したものですから、それを基準に比較してください。静止撮影した星像の流れは日周運動がそのまま現れます。(普通はこれが点像に収まる焦点距離のレンズと露出時間で撮影します)

スタートラッカー(赤道儀)を東向きに回転(速度は恒星時)すると最悪の状態になります。 西向きに回転すると、極軸が55度ずれた赤道儀で追尾しているようなものですから、水平の動きはかなりキャンセルされていますが、その分上下の動きとなった変な動きを示します。 動画にした時に星が移動する方向と流れる方向が異なった映像となります。 SMS機能を搭載したAstroLapse-T3で撮影した場合は一番右の静止撮影と同じように写ります。 (もちろんこの条件では日周運動が星像が流れ過ぎますのでできる限り点像に収まるような焦点距離と露出時間を選択します)

西向きに回転させていれば固定撮影より星像のシフト量自体は小さいように見えますが、これは南に近い空を撮っている為です。星の日周運動が縦に近くなる方向では状況は大きく変わります。  さらに、この星像の動きを見ると、北天を撮影した時は赤緯や赤経により星像の流れる方向や量がが様々に変わり、おかしなタイムラプス動画となってしまうことが想像できると思います。

手前の屋根の構造物を見ると写りにはっきりと差があるのがわかります。 SMS機能のあるAstroLapseで撮影した映像では屋根のコバ口がくっきりとブレずに写っています。 もっとも遠景に対してはほとんど差はわかりませんが、モーション・タイムラプスは手前になんらかの構造物や岩、樹木などを入れるのはインパクトのあるモーション感と印象的なシーンを創り出す為の大切なテクニックです。

この画像は2000万画素のCANON 6Dで撮影したものですが、コンパクトで精細な画像で定評のあるSONYα7Rは3640万画素、CANON 5Dsに至っては8Kを超えた5030万画素のCCDを搭載しています。 パソコンのモニターも4Kがちっとも珍しくなって来ました。 我々が目にする星像の解像度は日増しに増加しているのです。

星空タイムラプスは点像が移動してこそ美しい映像となります。 できれば14mm程度の超広角レンズでも、20秒以下の露出に押さえると良いです。 しかしせっかく抑えた星像のシフトを、モーションで再び増大させるような事があってはすべてが台無しになってしまいます。 日周運動以外の、積極的に機材で与えるモーションの影響を完全にシャットアウトするSMS動が如何に重要であるかご理解頂けるのではないかと思います。







 AstroLapse-T3と対角魚眼レンズで撮影したペルセウス流星群2016のタイムラプス観測映像(2016.8.12 21:00〜03:00)





【各種オプション】


オプションの光学式暗視野照明装置付極軸望遠鏡(倍率は約5倍)




極軸望遠鏡のパターンは大変合わせ易いです。(北天・南天共に対応)
北天では視野内のカシオペアか北斗七星が実際の星座の方向を向くように望遠鏡を回転します。
後はPlarisの○内に導入するだけで正確に合わせることができるので大変簡単です。
取付構造が簡単に見えますが、工作精度が大変高いので正確に極軸を出す事ができます。





オプションのレベラー(ALB-60)です。タイムラプス撮影時に水平出しに使用します。 
大変コンパクトなので移動時には便利です。
このページに掲載しているAstroLapseの画像ではすべて装着されています。





AGオート・ガイド・ケーブルです。 ST-4 RJプラグ標準仕様です。




各種バッテリー・ホルダーが用意されています。





オプションのパンラマ写真撮影を行う為のプレート(ALP-P200)です。


パノラマ写真を撮影する為には、カメラを回転させる際にヌル・ポイントと呼ばれる位置にカメラを設置しなければなりません。 本製品を使用してカメラ・レンズの先端を回転軸の中心に正確に合わせる事により正しくパノラマ映像を得る事が可能になります。



本製品を使用して撮影したパノラマ写真です。






【AstroLapse-T3 Panについて】

AstroLapse-T3 PanはAstroLapse-T3のスペシャル・バージョンです。
カメラを取り付けるクイック・シューの受け側にクランプが付き、リリースしてフリーに回転が可能です。 AstroLapse-T3の場合は、クイック・シューにボール・ヘッド(雲台)取り付けてカメラを搭載しますが、このフリー回転機構があると、スタートラッカーとして使用時には赤経方向の移動ができ、またタイムラプス・ローテーターとして使用時にはパン方向に移動ができるので、構図を決める時に大変便利になります。

※現在AstroLapse-T3 Panはファーム・ウェアを新しいVer1.4でご提供しております。(いつくかの新機能が追加されています。 詳しくは下の説明書ダウンロード・リンクから説明書をご参照ください。)

(写真のブラック・ボディーはデモ機用です。ブルー・ボディのみの販売となります。)





インターフェース仕様:

RC レリーズ端子(2ヶ所にあります)
AG オートガイド端子(オートガイド・ケーブル別売)
SP スター・ポインター接続端子(スターポインター別売)
ヌンシャク接続端子
外部電源端子


製品仕様


ボディ・カラー: ブルー
AstroLapse-T3 サイズ80x138x60mm、重さ720g
専用ケース付属



 ※AstroLapse-T3取扱説明書(搭載ファーム・ウェアVer1.3用)がダウンロードできます


現在AstroLapse-T3 PanはVer1.4のファーム・ウェアになりましたので、下の取扱説明書になります
 ※AstroLapse-T3取扱説明書(搭載ファーム・ウェアVer1.4用)がダウンロードできます








別売の外付光学極軸望遠鏡(視野照明装置付)を装着して、スタートラッカーとして使用中の様子
(写真のブラック・ボディーはデモ機用です。ブルー・ボディのみの販売となります。)





オート・ガイド端子がありますので、このようなコンパクトなオートガイド撮影システムを構築できます。
オプションのAGオートガイド・ケーブルはST-4 RJプラグ標準仕様です。
(写真のオートガイド装置は他社製です)
(写真のブラック・ボディーはデモ機用です。ブルー・ボディのみの販売となります。)




更に高度な赤道儀システム(スターラッカー)、パノラマ撮影機能を求めておられる方
AstroLapse X3pt Terminator
をご覧ください。先進の機能を持った世界唯一のローテーター内蔵エンジンの最高峰システムです。


→ 星を追尾撮影しながらのタイムラプスでも、三脚固定撮影と同じように視野が星を追いかけず背景を移動させないで撮影できる機能を持っています。(撮影の都度、シャッター開いている間に追尾で動いた分を元に位置に戻す機能を選択可能)

→ 全天捜索撮影を自動で行います。 彗星探索自動撮影が可能です! もちろん360度VR撮影も可能です!




本家韓国では爆発的に売れています!

日本では天文雑誌などに広告も出していないので知名度が低いのですが、本家韓国では爆発的に売れています。 この製品の素晴らしさは販売実績が証明しています。 韓国の愛好家の方のブログをご紹介しますのでご覧ください。

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